東方貯水池の水中には、知恵を持ち、コミュニケーションが可能な魚の群れが生まれた。リーダーの「青おじさん」を筆頭に、無邪気な稚魚の「チビ」、落ち着いた父魚、情報屋の「黒兄」といった仲間たちがいる。長年にわたり、大勢の釣り人が訪れ、その多くが稚魚を乱獲したり「根こそぎ網」を使用したりするため、魚たちはその迷惑に耐えかねていた。そこで彼らは、古い墓の花嫁衣装、「刺繍靴」、「死魚の正掛かり」、古い位牌など、釣り場に伝わる怪談めいた手段でマナーの悪い釣り人にイタズラを仕掛け、怖がらせて追い払う。臆病な初心者の「阿強」は、いつも怖がって逃げ帰るのだった。