世界一の富豪である神宮寺司は、息子の神宮寺朝陽がただの遊び人な御曹司にならないよう、自らマンションの警備員に身をやつす。しかし彼は知らなかった。息子の朝陽が海外で兵役についている間に、世界的に有名な「天王殿」の主となっていたことを。そして朝陽もまた、父に立派になってほしいと願い、配達員を装っていたのだ。父と子は互いに正体を隠し、相手に「奮闘」を促そうとする。そこへ現れたのが須藤雪乃。彼女は一族が決めた政略結婚から逃れるために部屋を借りていた女社長で、偶然にも司の借家人となり、「恋人」となる。三人の間で食い違う素性、交錯する嘘。ある投資パーティーが、全員の本当の正体を、そして「龍父虎子」の伝説を明らかにする。