悪意ある陰謀で薬を盛られた相馬紗良は、未婚で妊娠したという汚名を着せられ、婚約者にも捨てられてしまう。さらに悲惨なことに、命がけで産んだ四つ子のうち、二人が密かに連れ去られてしまった。
五年後、子供たちにより良い生活をさせるため、相馬紗良は一般の求職者として藤堂グループに入社し、あの一夜を共にした相手――藤堂グループの社長、藤堂京介と再会する。
義理の妹、相馬真夜からの執拗な嫌がらせにも、相馬紗良は機転を利かせて立ち向かう。仕事と子供との関わりの中で、藤堂京介は次第に彼女のたくましさに惹かれていく。時を同じくして、彼女のそばにいた二人の子供も、手がかりを元に母親が誰であるかに気づく。
藤堂大奥様の強力な後押しもあり、盗まれた子供たちは両親の元へ戻り、長年の陰謀が白日の下に晒される。相馬紗良と藤堂京介は数々の誤解を解き、家族六人は幸せな再会を果たす。五年越しの両片思いは、盛大な結婚式をもって、ついに円満な結末を迎えるのだった。