ヴェス公爵の一人息子、シャーロの婚約者として、セフィナは公爵邸の晩餐会に招待された。セフィナは、シャーロとの愛を深める夜になると思っていたが、予期せず見知らぬ男と関係を持ってしまう。その男は、横暴で冷酷、野蛮で力強かった。恐怖に打ちのめされるセフィナ。やがて晩餐会が始まると、あの男が再び姿を現す。その時、セフィナは初めて知る。自分を誘惑した見知らぬ男が、実は「人間界のサタン」と恐れられるヴェス公爵ウィスリンであり、しかも自分の婚約者の父親であったことを!そして彼女はまだ知らない。ヴェス公爵が、実は呪われた獣人であるということを。