九様こと仁科弦九と妊娠中の妻・須藤美雲は追われる身となり、弦九は妻を守るために記憶を失う。同時に美雲も負傷し記憶を失い、子供を産んだ。六年後、美雲は天海グループの最高経営責任者となっていたが、父親のいない隠し子を産んだことで評判は地に落ち、グループを継ぐ資格がないと見なされていた。その頃、記憶を失った弦九が出所する。かつての子分たちは各界の大物となっていたが、彼らが弦九に再起を懇願するも、弦九はぼやけた写真の中の妻と、まだ会ったことのない娘・咲を探すことだけを考えていた。
美雲は一時的に夫を雇うことにするが、選んだ相手がまさか自分の夫である弦九だとは思いもしなかった。弦九もまた、雇い主が探していた妻と娘だとは夢にも思わなかった。