敏腕女性経営者の瀬名結月が何者かに陥れられ、会社が倒産の危機に瀕した時、御堂明人と名乗る男が突然現れ、彼女の夫だと告げる。誰もが無職の男と結婚したと彼女を笑ったが、資金繰りの悪化、提携先との契約解除、ネットでの誹謗中傷、競合他社からの包囲網など、絶体絶命の危機に陥るたびに、彼はいつも飄々と形勢を逆転させる。世界トップクラスの財閥たちが揃って挨拶に訪れた時、彼女は初めて気づく。自分が“役立たずの夫”だと思っていた男が、実は世界の経済の半分を裏で牛耳る、影の帝王だったことに。彼は全てを懸けて、彼女を泥沼から救い出し、世界の頂点へと押し上げる。そしてついに、彼女はもはや彼の庇護を必要としなくなる。なぜなら、彼はとっくにその全ての力を彼女の手に委ねていたからだ。以来、世界のビジネス界の地図には、ただ一つの名前が刻まれることになる。瀬名結月&御堂明人。